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NHK より


不正転売の米 漢方薬原料に

食用に使えない米が不正に転売されていた問題で、新たに、新潟県長岡市の食品加工会社が
製造したでんぷんが、漢方薬の原料に使われていたことがわかり、厚生労働省は、
同様のケースがないか確認するよう、各都道府県に文書で通知しました。
 
新潟県長岡市の食品加工会社、島田化学工業が製造したでんぷんが使われていたのは、
大阪の医薬品メーカー、「栃本天海堂」が製造・販売した漢方薬、「健婦 丸」と
「トチモトの六味丸」です。メーカーによりますと、漢方薬の原料に使ったでんぷんが、
カビが付着した米から製造された可能性があるということで、す でに出荷された
5700個余りを回収することを決めたということです。これを受けて厚生労働省は、
このメーカー以外にも食用に使えない米が医薬品の原料に 使われたケースがないかどうか
確認したうえで、速やかに報告するよう、18日、各都道府県に文書で通知しました。
厚生労働省は「仮に、医薬品の原料にカビ が付着した米が使われたとしても、
こうした不純物は、製造過程で取り除かれるため、健康に被害が及ぶ可能性は低い」としています。


NHK より

コメ不正転売 47校の給食に

 食用に使えないコメの不正転売問題で、名古屋市に本社がある「浅井」が転売したもち米が、
ことし4月に京都市の市立中学校47校で給食に使われていたことがわかりました。
京都市によりますと、使われたコメの量はわずかで、
今のところ健康被害の報告はないということです。

京都市によりますと、市立中学校47校では京都市南区の食品製造会社「ファーストフーズ」に
給食の調理を委託していますが、ことし4月16日に出された 「赤飯」、あわせて5200食余りの材料に、
「浅井」が不正に転売した食用に使えない中国産のもち米が含まれていました。
これらのコメは福井県と京都市の 業者を通じて「ファーストフーズ」が購入し、流通段階では「国内産」と
表示されていたということです。給食に使われた量は1食当たりにしますと、110グ ラムのうち、
2.3グラム程度とみられています。京都市では、量がわずかなため健康への影響はないとしています。
今のところ、健康被害の報告も寄せられて いないということです。京都市では、給食が出された中学校を
通じて生徒の保護者に文書を配り、今回のいきさつについて説明することにしています。
これにつ いて京都市では「たいへん遺憾だ。農林水産省などに再発防止に向けた対応を
強く要請するとともに、安全な給食を提供するため万全を期したい」と話していま す。
一方、「ファーストフーズ」の郡司誠取締役は、食用に使えないコメとは知らなかったとしたうえで
「結果的に給食に出してしまい、生徒や保護者にたいへ ん申し訳ない。
問題のあるコメを売って、利ざやをかせいだ業者がいると思うと腹立たしい」と話しています。




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