NHKより

緩和ケア 医師の知識不十分

がん患者の苦痛を和らげる緩和ケアではモルヒネなどの医療用の麻薬が有効とされていますが、
その効果や使い方について十分な知識を持っていない医師が多いことが、日本医師会の調査で
わかりました。

日本医師会はことし1月、全国の医師を対象に緩和ケアに関するアンケートを初めて行い、
回答のあったおよそ10万人について分析しました。その結果、緩和ケアということばを
「よく知っている」もしくは「ある程度は知っている」と答えた割合は全体で84%に上りました。
しかし、緩和ケアで使われる医療用の麻薬についての質問では「長い間使うと薬物中毒がしばしば起こる」
という記述が誤っているときちんと答えられた医師は48%にとどまりました。
また、「使っても余命などには影響しない」という記述が正しいと答えられたのは38%と、
医療用の麻薬の効果や使い方について十分な知識を持っていない医師が多いことがわかりました。
調査をまとめた日本医師会の江口研二医師は「学会や国立がんセンターが行う研修などを通じて、
緩和ケアについての知識や技術を全国的に普及させていくことが必要だ」と話しています。
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